(舞台にヒヨコ三兄弟が勢いよく登場!)
ヒヨコくん:
「どうもー!ボクたち、ピヨピヨ三兄弟ピヨー!」
ぴもんくん:
よろしくお願いしますピヨ!」
ひよたくん:
「兄たちに毎日振り回されている、ツッコミ担当のひよたですピヨ!」
ヒヨコくん:
「今日はボクたちの大冒険の話を持ってきたピヨ!」
ぴもんくん:
「フィッシュアーモンドを探す冒険ピヨ!」
ひよたくん:
「冒険のスケールちっちゃすぎるやろピヨ!」
ヒヨコくん:
「でもピヨ、この冒険には謎解きもあったし、危険もいっぱいだったピヨ!」
ぴもんくん:
「そうピヨ!ボク、途中でお腹が空きすぎて危険だったピヨ!」
ひよたくん:
「それただの食いしん坊やんピヨ!話が進まへんやないかピヨ!」
ヒヨコくん:
「じゃあピヨ、ボクが地図を持って先頭を歩いてた時の話ピヨ!」
ぴもんくん:
「そうそう、ヒヨコくんが『ここに宝があるピヨ!』って叫んだピヨ!」
ひよたくん:
「おっ、なんかワクワクしてきたピヨ!」
ヒヨコくん:
「でも掘って出てきたのが……空っぽの缶詰だったピヨ!」
ぴもんくん:
「中にフィッシュアーモンド入ってると思ったのにピヨ!」
ひよたくん:
「そんなわけあるかピヨ!なんで冒険先にフィッシュアーモンドが埋まってると思うねんピヨ!」
ヒヨコくん:
「でもピヨ、空っぽの缶詰の底にメッセージが書いてあったピヨ!」
ぴもんくん:
「『次のヒントは、大きな木の根元にある』って書いてあったピヨ!」
ひよたくん:
「おっ、急に本格的になってきたピヨ!で、その木に行ったんかピヨ?」
ヒヨコくん:
「もちろんピヨ!で、次に見つけたのが……すーさんだったピヨ!」
ぴもんくん:
「すーさん、木の根元でお昼寝してたピヨ!」
ひよたくん:
「なんでゾウのおじさんがヒントみたいに寝とんねんピヨ!」
ヒヨコくん:
「でもピヨ、すーさんが寝言で『宝は川の向こうぞう……』って言ってたピヨ!」
ぴもんくん:
「それ聞いて、全速力で川に向かったピヨ!」
ひよたくん:
「いや、なんで寝言をそんなに信用するんやピヨ!」
ヒヨコくん:
「そして川に着いたボクたちは、橋が壊れていることに気づいたピヨ!」
ぴもんくん:
「ボク、頑張って飛び越えようとしたけど、途中でお腹が空いて断念したピヨ!」
ひよたくん:
「いや、そこで頑張れや!なんで腹ペコが冒険の敵みたいになっとんねんピヨ!」
ヒヨコくん:
「結局、すーさんにお願いして川を渡してもらったピヨ!」
ぴもんくん:
「すーさんの背中に乗るの、めちゃくちゃ楽しかったピヨ!」
ひよたくん:
「で、宝は見つかったんかピヨ?」
ヒヨコくん:
「それがピヨ……渡った先にあったのは、すーさんの忘れ物だったピヨ!」
ぴもんくん:
「麦ジュースの空き缶ピヨ!」
ひよたくん:
「だからなんで冒険の結末が空き缶やねん!もうちょっとまともなオチつけろピヨ!」
ヒヨコくん:
「でもピヨ、この冒険を通して、ボクたちは大事なことを学んだピヨ!」
ぴもんくん:
「お腹が空いたら、まずフィッシュアーモンドを食べることピヨ!」
ひよたくん:
「それしか学んでへんやないかピヨ!もっと深い学びあったやろピヨ!」
ヒヨコくん:
「こんな感じで、ボクたちの冒険はまだまだ続くピヨ!」
ぴもんくん:
「次の冒険は、フィッシュアーモンド工場の見学ピヨ!」
ひよたくん:
「もう完全にただの社会科見学やんピヨ!」
ヒヨコ三兄弟(揃って):
「ありがとうございましたピヨー!」
(観客席から大笑いと拍手が湧き上がる!)
※タイトルのイラストは、舞台の上でヒヨコ三兄弟が並んでいます。中央のヒヨコくんは赤い蝶ネクタイを、右のぴもんくんは緑の蝶ネクタイを、左のひよたくんは青い蝶ネクタイをしています。ヒヨコくんはとぼけた表情をしており、ぴもんくんは大きく口を開けているようです。ひよたくんは少し困った顔をしています。背景には赤いカーテンがあり、観客席にはたくさんのヒヨコが座っている様子が見えます。