※タイトル画像はイメージです。
読者の皆さんこんにちは。
今回は、ガラッと雰囲気が変わりますが、[Blindsight]という最先端の技術について記事にしていきたいと思います。
これを語るうえで、いくつも聞きなれない用語が出てきますが、なるべくわかりやすくなるように解説していきますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
ニューラリンクとは
ニューラリンク(Neuralink)は、イーロン・マスクが設立したアメリカのニューロテクノロジー企業で、脳とコンピューターを直接接続するブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)を開発しています。
目的は、身体に障害を持つ人々が思考だけで外部デバイスを操作する能力を与えること、そして将来的には認知能力の拡張や医療分野での利用を目指しています。
例えばこんなことができます…
例1: 事故や病気で手足が動かせない人が、ニューラリンクのデバイスを脳に埋め込むことで、思考だけでスマートフォンを操作したり、ロボットアームを動かしたりできるようになる。
例2: 未来では、人が考えるだけでインターネット検索ができたり、新しい言語を即座に習得したりすることが可能になる。
Blindsightとは
Blindsightは、ニューラリンクが開発中のBCIデバイスで、視覚を失った人々に視覚情報を提供することを目指しています。
このデバイスを使うことで、脳の「視覚をつかさどる部分」に直接信号を送り込むことで、目を使わなくても周囲の様子を感じ取れるようにします。
FDA(米国食品医薬品局)から「画期的デバイス」の指定を受けており、視覚障害者の生活質向上に革新的な可能性をもたらすとされています。
実現の可能性
Blindsightの技術は、既に動物の実験で一定の成果を上げており、人間への応用も技術的に可能とされています。
しかし、長期的な視覚の回復や解像度の向上には多くの時間が必要です。
初期の試験では、視覚は初期に発売されたゲームのような低解像度から始まり、将来的には自然視覚を超える可能性すらあります。
つまり、目で見るよりも高解像度であったり、紫外線や赤外線などの通常では見られない波長の交戦も見ることができる可能性を秘めています。
実現時期
アメリカ
Blindsightの臨床試験はすでに開始または開始間近とされ、数年以内に一般的な使用が可能になる可能性があります。
ただし、商品化や広範な使用までには規制や安全性の確認が必要で、数年から10年以上かかる可能性もあります。
日本
日本での実現時期はアメリカに比べて遅れるかもしれません。
規制の違いや医療機器の承認プロセスが影響しますが、具体的な日程はまだまだわかりません。
まとめ
Blindsightは視覚障害者の生活を変える可能性を秘めた革新的な技術です。
しかし、その実現には技術的な課題だけでなく、倫理的な問題や安全性の確保も必要です。
規制やコスト、リスクを考慮しつつ、ニューラリンクの進展を注視する必要があります。
お終わりに
ニューラリンクのBlindsight、ワクワクするようなちょっぴり不安なような、まさに未来の医療技術ってかんじですよね。
この技術、視覚障害者の自立支援から、将来的には人間の能力拡張への道を開くかもしれません。
ただし、その道のりには多くの挑戦が待ち受けており、多くの時間を要したり、実現に至らない可能性も考えなければなりません。
また、今回紹介した技術のほかにも素晴らしい技術が出てくる可能性もあります。
今後もこのような技術に目を光らせて、面白いものがあれば紹介していきたいと思います。
それでは今日はここまで!
手術について(おまけ)
ニューラリンクが脳にチップを埋め込む方法についてXのGrokに質問したら以下のような回答がありましたので載せておきます。興味のある人だけ読んでみてください。
1. **準備とスキャン**:
– 最初に、MRIやCTスキャンを使用して、脳の構造を詳細にマッピングします。これにより、インプラントを配置する最適な位置が特定されます。
2. **外科的介入**:
– 手術中、外科医は頭蓋骨の一部を切除し、そこにチップを埋め込むためのスペースを作ります。この手術には約2時間かかります。
3. **ロボットによる精密作業**:
– 次に、ニューラリンクが開発したロボット「R1」が使用されます。このロボットは、頭蓋骨内の小さな穴から極細の糸状の電極を脳に挿入します。この作業はわずか25分で行われます。糸の幅は人間の髪の毛の14分の1ほどで、脳の活動を可能な限り妨げないように設計されています。
4. **インプラントの固定**:
– チップは頭蓋骨の表面に固定され、電極が脳と結合します。このプロセスでは、頭蓋骨を削ることでチップと頭蓋骨の間の隙間を最小限に抑え、電極の脱落を防ぐ改良が施されています。
5. **初期テストと回復**:
– 手術後、被験者は回復を始め、初期の結果として脳の神経細胞の活動を検知できることが確認されます。
このプロセスは、ニューラリンクが人間の脳に直接コンピューターを接続する技術を実現するための重要なステップです。ただし、手術には感染症のリスクや脳への直接的なダメージの可能性など、リスクも伴います。
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