ある秋の晴れた日、森の奥にあるりんご園にヒヨコ三兄弟とパンダのりんちゃんがやってきました。
「うわぁ、赤くて大きなりんごがいっぱいピヨ!」とヒヨコくんが目を輝かせました。
「りんごってそのままでもおいしそうピヨ…じゅるり…」ぴもんくんはお腹をぐぅ〜っと鳴らしました。
「せっかくみんなで来たんだから、楽しくりんご狩りしようピヨ!」とひよたくんが優しく声をかけます。
りんちゃんは木の下でにっこり。「今日はりんごをたくさん収穫してパーティーしようね!」と張り切っています。
みんなでりんごの木を見上げ、赤く実ったりんごをひとつひとつ丁寧にもぎ取っていきました。
たくさんのりんごがかごに山盛りです。
そのあとは、森の広場でりんごパーティーが始まりました。
ヒヨコくんはりんごをうさぎの形にカット!小さな羽で一生懸命でした。
ぴもんくんはりんごのコンポートを作り、フィッシュアーモンドをそっと添えてにっこり。
ひよたくんはきれいにりんごサラダを盛りつけ、みんなに取り分けてくれました。
りんちゃんは、りんごとハチミツで甘いスープを作り、「おかわりもあるよ」とほほえみました。

「わあ、どれもおいしいピヨ!」
「りんごって色んな味に変身するピヨね!」
楽しい時間の最後、みんなで作ったりんご料理を少しお裾分けしようと、近くに住むベルちゃんのおうちへ向かいました。
「ベルちゃん、りんごパーティーのごちそうを持ってきたピヨ!」
「わあ、ありがとう!いい香り…りんごのうさぎさん、かわいいね!」
ベルちゃんはとても喜んで、にっこり笑顔に。
「今度は私がイチゴパーティーを開くわね!」と約束してくれました。
ヒヨコ三兄弟とりんちゃんは、心がほっこりあたたかくなりながらおうちへ帰りました。

🍎✨
こうして、森の秋はやさしいりんごの香りに包まれて、みんなの絆がもっと深まったのでした。
