[ひよこものがたり]第103話「チュンにいちゃんのクレープ屋さんピヨ!」

ある日の午後。

アニマルランドの広場に、かわいいキッチンカーがやってきました。

車には、大きな文字で、

「チュンチュンクレープ」

と書いてあります。

「わあ! クレープ屋さんピヨ!」

ヒヨコ三兄弟が、目を輝かせながら駆け寄ります。

「チュンにいちゃんが始めたお店なんだね。楽しみピヨ!」

ヒヨコくんが赤いスカーフを揺らしながら、うれしそうに言いました。

🥞チュンにいちゃんのお店

キッチンカーの中では、チュンにいちゃんが大忙し。

クレープの生地を焼いて、クリームをのせて、フルーツを並べています。

「いらっしゃい! 今日は何にする?」

チュンにいちゃんが笑顔で聞きました。

「ボクは、チョコバナナクレープ!」

ヒヨコくんは迷わず注文します。

「ボクは……フィッシュアーモンドクレープがいいぴよ!」

ぴもんくんは、大好きなフィッシュアーモンドを思い浮かべながら注文しました。

すると、チュンにいちゃんが申し訳なさそうに言います。

「ごめんね。今日はフィッシュアーモンドがないんだ」

「えーっ、ないぴよ……」

ぴもんくんは、ちょっぴりしょんぼり。

するとチュンにいちゃんがメニューを指さしました。

「じゃあ、デラックスミックスクレープはどう? いろんなフルーツが入ってるよ」

「それにするぴよ!」

ぴもんくんの顔が、ぱっと明るくなりました。

「ボクはいちごのクレープ!」

ひよたくんも、にこにこしながら注文します。

チュンにいちゃんは、

「まかせて!」

と言って、さっそくクレープ作りを始めました。

🍓クレープ作りスタート!

生地をくるくる広げて。

クリームをぬって。

バナナやいちごをのせて。

最後に、きれいにくるっと包みます。

「はい、お待たせ!」

三兄弟の前に、おいしそうなクレープが並びました。

「ありがとうピヨ!」

三兄弟はクレープを持って、広場のベンチへ。

「いただきますピヨ!」

ぱくっ。

もぐもぐ。

「んー!おいしいピヨね!」

ヒヨコくんは、チョコとバナナをほおばります。

ひよたくんも、

「いちごが甘くておいしいピヨ!」

と、うれしそう。

ぴもんくんはデラックスミックスクレープを両手で持って、

「いろんなフルーツが入ってるぴよ! これはこれで最高ぴよ!」

と、夢中で食べています。

😊チュンにいちゃんの働く姿

ベンチからキッチンカーを見ると、チュンにいちゃんは次のお客さんのクレープを作っています。

「ありがとうございました!」

「また来てね!」

笑顔でお客さんを見送るチュンにいちゃん。

その姿を、ヒヨコくんはじっと見つめていました。

「……チュンにいちゃん、かっこいいピヨ!」

「ほんとだねピヨ」

ひよたくんもうなずきます。

「自分のお店を始めて、みんなを笑顔にしてるピヨ」

ぴもんくんも、クレープを食べながら言いました。

「それに、クレープがおいしいぴよ!」

「そこも大事ピヨね!」

三兄弟は顔を見合わせて、笑いました。

🌱誰かを笑顔にする仕事

チュンにいちゃんは、今日も大忙し。

でも、お客さんの笑顔を見るたびに、とってもうれしそうです。

ヒヨコ三兄弟は、最後のひとくちを食べながら思いました。

「いつかボクたちも、誰かを笑顔にできることを見つけたいピヨ!」

広場には、甘いクレープの香りと、みんなの笑い声が広がっていました。

🐥🥞🐥🥞🐥


※アイキャッチの説明(視覚障害者用代替テキスト)

絵本のような、明るく楽しい雰囲気のイラストです。

右側には、赤と白のストライプ模様の屋根がついた黄色いクレープ屋さんの車。茶色い帽子とエプロンを身につけたチュンにいちゃんが、窓から笑顔で翼を振っています。看板には「チュンにいちゃんのクレープ屋さんピヨ!」と書かれています。

手前では、ヒヨコ三兄弟がそろってクレープ屋さんを見上げています。ヒヨコくんは赤いスカーフ、ぴもんくんは青い魚型ポーチ、ひよたくんはピンクの水玉模様のよだれかけを身につけています。

三兄弟とも嬉しそうに翼を上げていて、クレープ屋さんに大喜びしている様子です。🍓🐥

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