ある日の午後。
ヒヨコ三兄弟は、森の広場で仲良しのお友だちと遊んでいました。
ところがその中に、ときどき意地悪をしてくるカモメくんも混ざっていました。
「ヒヨコくん、その遊び方へたくそだよ!」
「ぴもんくん、そのおやつボクに全部ちょうだい!」
最初はみんな、ケンカになるのが嫌で言い返さずにいましたが、
さすがにひよたくんは見ていられなくなりました。
ひよたくんは、胸の前でちいさく羽をぎゅっと握って、
勇気を出して言いました。
「……カモメくん、それはよくないピヨ。
みんなで遊ぶときは、相手の気持ちも大事にするピヨ」
するとカモメくんは、ぷんっと怒って飛び去ってしまいました。
広場には、すこしだけ重たい空気が流れました。
でも、ヒヨコくんが静かに言いました。
「ひよたくん、よく言ったピヨ。
ほんとうのことを言って離れる縁なら……それはもともと大切な縁じゃなかったピヨ」
ぴもんくんも頷きます。
「ボク、おやつをお友だちにあげるのは好きだけど……
意地悪されてまで、仲良くしなくてもいいピヨね」
みんなでぎゅっと寄り添って、
いつも通りのあたたかい空気が戻ってきました。
そしてカモメくんがいなくなった分、
その日はいつもよりずっと楽しく遊べたのでした。
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📝 ことばのおくりもの
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「真実を語りて崩れる縁は、偽りの縁と知れ。」
ほんとうのこと、
当たり前で、まっとうなことを伝えただけで怒る相手がいます。
そういう人は、あなたが正しいかどうかよりも、
「自分にとって都合がいいかどうか」だけを大事にしていることが多いのです。
そんな相手に寄り添いすぎる必要はありません。
丁寧に、やさしく、正直に伝えて、
それで離れていく縁なら、
その縁ははじめから“あなたを大事にする縁”ではありません。
あなたを尊重する人は、
あなたの真っ直ぐな言葉をちゃんと受け止めます。
どうかあなたが、
あなた自身を大切にできる選択を、
今日もそっと選べますように。
※アイキャッチの説明(視覚障害者用代替テキスト)
もりのひろばで、ヒヨコ三兄弟がなかよくならんでるピヨ🐤
まんなかのひよたくんがゆうきをだしておはなしして、
ヒヨコくんとぴもんくんがやさしくうなずいてるピヨ✨
ほんとうのことをつたえるのって、ちょっとドキドキするピヨね🌼

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