ある日のこと、ヒヨコくんがふと見つけたのは、キラキラと輝く金色のコイン。
その光の美しさに目を奪われたヒヨコくんは、胸がドキドキ。
「これをもっと集めたいピヨ!」と夢中になり、コインを求めて旅に出ることを決意しました。
「キラキラしてきれいピヨ!もっとほしいピヨ!善は急げピヨ!今すぐ行くピヨ!」と目を輝かせ、もう止まりません。
「待つピヨ、ヒヨコくん!」と、フィッシュアーモンドをぎゅっと抱えたぴもんくんが慌てて追いかけます。
彼にとって、冒険のお供にはやっぱりおやつが欠かせません。
「これさえあれば、元気モリモリピヨ!」と、満面の笑みで準備万端です。
そこへ末っ子のひよたくんも「ボクも一緒に行くピヨ!」と、頼もしい声でついてきました。
リュックには地図、ペットボトル、非常用の薬までしっかり用意。
「ボクにまかせるピヨ!」と、三兄弟の中でも一番落ち着いて頼りになる彼は、どんな状況でも冷静です。
旅の始まりは、森の中。ヒヨコくんは「早くコイン見つけるピヨ!」と興奮気味に駆け出し、ぴもんくんとひよたくんも「待つピヨ!」とニコニコしながらついていきます。
森を抜けると、目の前には小川がさらさらと流れています。
三兄弟は足元を気にしながらも、慎重に橋を渡り、無事に草原へと進んでいきました。
広がる草原の中、ヒヨコくんの目に再び光が飛び込んできました。「あっ!あそこにコインがあるピヨ!」とヒヨコくんがてちてち駆け寄ります。
大喜びで拾うヒヨコくんを見て、ぴもんくんは「ちょっと待つピヨ、フィッシュアーモンドタイムピヨ!」とにっこり。
ぴもんくんの提案で、小さなピクニックを開くことにしました。
おやつを頬張り、リラックスするひと時です。
その間に、ひよたくんは地図を広げて道を確認。「この先にもまだコインがあるかもしれないピヨ!」と新しい目的地を示してくれました。
三兄弟の足取りは軽く、ぴもんくんもおやつで元気モリモリ。
ひよたくんは途中で小さな花を見つけると「お兄ちゃんたち、見てピヨ!」と嬉しそうに教え、ヒヨコくんもぴもんくんも感心しながら花を眺めました。
旅の終わりが近づいた頃、ヒヨコくんの袋はコインでいっぱいに。ぴもんくんはフィッシュアーモンドの袋が空っぽになるまで大満足で頬張り、ひよたくんも二人が怪我もなく無事でいられたことにほっとしていました。
夕日が沈むころ、三兄弟は家に向かって歩き始めました。
「楽しかったピヨ!」と満足げなヒヨコくんに、「次もまた一緒に行くピヨ!」とぴもんくん。「ボクにまかせてピヨ!」と頼もしいひよたくんも笑顔です。
こうして、それぞれの個性が光る冒険は、素敵な思い出とたくさんのコインを持ち帰る形で幕を閉じました。
ヒヨコくん、たくさんコインが見つかってよかったね!
※タイトルのイラストは、ピカピカのコインをゲットしてニッコニコではしゃいでいるヒヨコくんピヨ