ある日の午後、ぴもんくんはお気に入りの木の下で、いつものようにポリポリとフィッシュアーモンドを食べていました。
「ん〜〜〜、今日もおいしいピヨ〜!」
けれど、ふと風に揺れる木の葉を見上げながら、ぴもんくんは考えました。
「でも……ボク、自分で作ったらもっとおいしいのができるかもしれないピヨ!」
そう決意すると、ぴもんくんは立ち上がり、お家へ走って帰りました。
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「ヒヨコくん!ひよたくん!ボク、最高のフィッシュアーモンドを作るピヨ!」
突然の宣言に、ヒヨコくんは目を輝かせました。
「それは大冒険ピヨ!ボクも手伝うピヨ!」
ひよたくんも微笑んでうなずきます。
「材料を集めるところから始めようピヨ!」
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まず3人は、すーさんの畑へ行きました。
畑では、すーさんがジョウロを持ってゆっさゆっさ歩いています。
「うまいアーモンドを育てるには、愛情とお水が大事ぞう!」
すーさんはにっこり笑って、ツヤツヤ光るアーモンドを分けてくれました。
「ありがとピヨ!ボクたち、最高のアーモンドを作るピヨ!」

次に向かったのは、ベルちゃんのカフェ。
甘い香りに包まれた店内では、焼きたてのクッキーが並んでいます。
「お魚なら、海の近くのマーケットに行くといいわ♡」
ベルちゃんは優しく教えてくれました。
それから、カウンターの上でカリッと香ばしいアーモンドを焼きながら言いました。
「焦がさないように、火加減がポイントよ♪」
「なるほどピヨ!勉強になるピヨ〜!」と、ぴもんくんは目を丸くしました。
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そして3羽は、海辺へ。
波の音が心地よく響く中、よいちゃんが手を振っています。
「お魚なら、これがぴったりね。」
よいちゃんが見せてくれたのは、キラキラ光る小魚たち。
「ありがとうピヨ!絶対においしくするピヨ!」
「うふふ、楽しみにしてるわね。」とよいちゃんも笑顔で応えました。

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家に帰ると、キッチンは大にぎわい!
ぴもんくんが小魚をカリッと焼き、ヒヨコくんがアーモンドを丁寧に炒め、ひよたくんが塩加減をチェックします。
「焼きすぎないように注意ピヨ!」
「うん、いい香りしてきたピヨ〜!」
「焦げ目がついたら、もうすぐ完成ピヨ!」
キッチンには香ばしい香りが広がり、みんなのおなかがグーッと鳴りました。
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そしてついに――完成!
できたてのフィッシュアーモンドをひとくち食べると……
「カリッ……ポリポリ……!」
「おいしいピヨ〜〜〜!!!」
思わず全員が笑顔になりました。
それは、今まで食べたどのフィッシュアーモンドよりも優しい味。
みんなの力が合わさった、ぬくもりのある味でした。
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夜。
ぴもんくんは、みんなが寝静まったあとに窓辺で星空を見上げました。
「いつかボク、フィッシュアーモンド職人になりたいピヨ。
みんなが笑顔になるフィッシュアーモンドを作るピヨ!」
その目は、星のようにきらきら輝いていました。
明日もまた、新しい“おいしい夢”が始まります。
※タイトルのイラストの説明。
木の下でちょこんとすわって、フィッシュアーモンドをポリポリ食べているぴもんくんです。ふっくらしててかわいい!

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