[ひよこものがたり]第87話「楽しいタコパでおなかぽかぽかピヨ!」

ある晴れた午後。

ヒヨコ三兄弟のおうちの庭には、なんだかいいにおいが広がっていました。

今日は――

みんなでたこパ(たこやきパーティ)の日!

「いっぱい焼くピヨー!!」

ヒヨコくんが元気よく声をあげます。

「ボク、本で予習してきたピヨ。焼き加減は任せてピヨ」

ひよたくんは、いつものように本を片手にやる気満々。

「ぼくは…ひっくり返す係がいいピヨ…」

ぴもんくんは、ちょっとドキドキしながらも楽しそうです。

そこへ、次々とお友達がやってきました。

――――――――――

まずやってきたのは、ベルちゃん。

「ふふっ、これ持ってきたの♪」

カゴの中には、なんとチーズとバジル!

「おしゃれピヨ〜!!」

ヒヨコくんは目をキラキラさせます。

次に、ぴょこぴょこやってきたエルちゃん。

「ポテト持ってきたよー!」

細く切られたポテトがたっぷり。

「それ絶対おいしいピヨ…」

ぴもんくんのおなかがぐぅ〜っと鳴りました。

そして、のっしのっしとやってきたのは、すーさん。

「今日は特別に、ウインナーを持ってきたぞう〜!」

袋いっぱいのウインナーに、みんな大歓声。

「それ、間違いないピヨ!」

イラストの説明。ヒヨコ三兄弟のおうちに具材を持ってきてくれたピヨ!ベルちゃんはチーズとバジル、エルちゃんはポテトピヨ!ベルちゃんおしゃれピヨれエルちゃんはいつも通り安定のポテトピヨ!

イラストの説明。次に具材を持ってきたのはすーさん!ウインナーだぞう!って、麦ジュースに合いそうだピヨね!

――――――――――

よいちゃんは、にこにこと優しく微笑みながら登場。

「みんなで楽しめるようにね、コーンとマヨネーズを持ってきたよ」

「やさしさのかたまりピヨ…!」

ひよたくんがしみじみ言いました。

リンちゃんは、少し恥ずかしそうにしながらも――

「その…えびを持ってきました」

「えび!?高級ピヨ!」

ヒヨコくん、大興奮。

イラストの説明。次に、コーンとマヨネーズを持ってきてくれたよいちゃん。エビを持ってきてくれたリンちゃん。そろそろお部屋が手狭になってきたピヨ!

最後に、小さなあくびをしながらピヨちゃんがやってきました。

「コーヒーに合うように…チョコ…」

「たこやきにチョコ!?」

みんな一瞬びっくり。

でもピヨちゃんは静かに言いました。

「…デザート枠」

「なるほどピヨ〜!」

イラストの説明。最後にちっちゃいピヨちゃんが両手いっぱいのチョコを持ってきてくれたピヨ!どんな味するのかな?

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さあ、いよいよたこパ開始!

ジュウゥゥゥ…と生地が焼ける音。

くるくる、ころころと丸くしていくヒヨコ三兄弟。

「チーズ入れすぎたピヨ〜!」

「ポテトこぼれたピヨ〜!」

「形が四角ピヨ…!」

わちゃわちゃしながらも、どんどん焼きあがっていきます。

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最初にできたのは、王道のタコ焼き。

「いただきますピヨ!」

ヒヨコくんが待ちきれずに、ひとつパクリ。

「……あっついピヨォォ!!」

口をぱくぱくさせながら、ぴょんぴょん飛び跳ねます。

「ふーっ、ふーっするピヨ!」

ひよたくんが慌てて言います。

「はふ…はふ…」

ヒヨコくんは一生懸命息を吹きかけながら、もう一口。

「はふっ……おいしいピヨ〜!!」

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それを見て、ぴもんくんも挑戦。

「ぼくも食べるピヨ…」

そーっと口に入れて――

「……はふっ!?あついピヨ〜…」

ほっぺをふくらませながら、じっと我慢。

「無理しちゃダメだぞう〜!」

すーさんが大笑い。

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ひよたくんは少し冷静に、ふーっと息を吹きかけてから。

「はふ…ちょうどいいピヨ。中がとろとろでおいしいピヨ」

三兄弟のはふはふな様子に、みんな思わず笑顔になります。

「ふふっ、かわいいね」

ベルちゃんがやさしく微笑みます。

「見てるだけであったかいぞう〜」

すーさんものんびり。

よいちゃんも、そっと頷きました。

「こういう時間っていいね」

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そのあとは、いろんな具材のたこ焼きが次々と登場。

チーズバジルはおしゃれな味で、

「お店みたいピヨ」

ウインナー入りは、じゅわっと肉汁が広がり、

「これは最強ぞう〜!」

ポテト入りはホクホクで大人気。

「これ好きピヨ〜!」

コーンマヨはやさしい甘さで、

「ほっとする味ピヨ」

えびはぷりぷりで、みんなびっくり。

「贅沢ピヨ!」

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そして最後に…

「…これ」

ピヨちゃんがそっと差し出した、チョコたこやき。

恐る恐る食べてみると――

「……あまくておいしいピヨ!!」

「デザートに最高ぞう〜!」

「これはありピヨ!」

ピヨちゃん、ちょっとだけ嬉しそうに目を細めました。

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気づけば、空はオレンジ色。

お腹も心もぽかぽかで、みんなはごろんと寝転びました。

「いろんな具があると、楽しいピヨね」

ひよたくんがぽつり。

すると、よいちゃんが優しく言いました。

「みんな違うから、こんなに楽しいんだよ」

リンちゃんも静かにうなずきます。

「同じじゃなくて、いいんですね」

すーさんは笑いながら――

「全部混ざると最強だぞう〜!」

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ヒヨコくんは、はふはふと息を吹きながら言いました。

「はふはふっ、熱いのも、楽しいピヨ!」

ぴもんくんも、ほっぺを押さえながら――

「はふ…でも、おいしいピヨ…」

ひよたくんはうなずきます。

「あっちっちピヨ!でもちょっと大変な方が、思い出に残るピヨ」

「またやるピヨ!今度はもっとすごい具で!」

「ぼくは…デザート担当ピヨ…」

「ボクは研究するピヨ」

みんなの笑い声が、やさしく広がっていきます。

イラストの説明。中央に置かれたホットプレートにはいろんな味のたこ焼きがあるピヨ!それを囲んでみんな重い思いのたこやきを「はふはく」頬張ってるピヨ!美味しそうだし楽しそうだしみんなキラキラしてるピヨ!

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