ある雨の日のことでした。
ひよたくんは、おうちのソファで絵本を読んでいました。
タイトルは――
「かみなりさまと、おへそどろぼう」
空からドーン!とやってきたかみなりさまが、
油断している子どものおへそを取ってしまうという、ちょっぴり怖いお話です。
「ひゃあ……」
ひよたくんは、ピンクのスタイをぎゅっと握りました。
そこへ、ヒヨコくんとぴもんくんもやってきます。
「なに読んでるピヨ?」
「かみなりさまがおへそを取るお話ピヨ……」
「ええっ!?」
ぴもんくんは、持っていたフィッシュアーモンドをぽろっと落としました。
三兄弟は顔を見合わせます。
「おへそ取られたらどうなるピヨ……」
「ぺたんこになるかもしれないピヨ!」
「ごはんいっぱい食べられなくなるピヨ〜!」
その夜。
外はだんだん暗くなり、
風がビュウウウ……と鳴り始めました。
ピカッ。
ドゴォォーン!!
「ぴゃああああ!!」
突然の雷に、三兄弟は飛び上がりました。
ヒヨコくんは毛布にくるまり、
ぴもんくんはクッションの後ろへ隠れ、
ひよたくんは絵本を抱えてガタガタ震えています。
「か、かみなりさま来たピヨ……!」
「おへそ守るピヨ!!」
三兄弟はあわてて自分のおなかを見ました。
……じーっ。
…………。
「……あれ?」
ヒヨコくんが首をかしげます。
「ボクたち……」
ぴもんくんもおなかを見つめます。
ひよたくんが、はっと顔を上げました。
「ボクたち、おへそないピヨ!!」
「!!!!」
その瞬間。
しーん……。
三兄弟はお互いの顔を見て――
「取られるもの、なかったピヨ!!」
「助かったピヨーー!!」
「かみなりさま、ざんねんピヨ〜!」
さっきまで震えていたのに、
今度はケラケラ大笑い。
その様子を見ていたヒヨコママも、くすっと笑いました。
「ふふ。でも雷は危ないから、ちゃんとおへそ関係なく気をつけるのよ?」
「はーいピヨ!」
するとまた、空がピカッと光りました。
ドゴォォーン!!
「ぴゃあああ!!」
結局、三兄弟はまた毛布の中へぎゅうぎゅうに集まるのでした。
※アイキャッチの説明(視覚障害者用代替テキスト)
おへそが取られるピヨ〜!⚡🐥
ゴロゴロかみなりにドキドキしながら、みんなでソファーにすわって絵本を読んでるピヨ📖💛
ヒヨコくんも、ぴもんくんも、ひよたくんも「おへそはだいじょうぶピヨ?」ってびっくりピヨ〜😳💕
ヒヨコママは「だいじょうぶピヨ〜」って、やさしく見守ってるピヨ💗
おうちの中なら安心ピヨ!みんなでいればこわくないピヨ〜🏠🌈💛

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