今日は七五三の日。3歳のピヨちゃんは、真新しい着物を着て、千歳飴を手ににっこり。
少しクールな雰囲気を漂わせながらも、その視線は飴にくぎづけです。
「あー、美味しそうピヨ…」とつぶやきながらも、楽しそうなピヨちゃんの姿が微笑ましいです。
そこに、ヒヨコ三兄弟がやってきました。
ヒヨコくんがピヨちゃんの千歳飴を見て、「なんでピヨちゃんだけ、ボクだって3歳ピヨよ?」と、ぷくっとほっぺを膨らませます。
ぴもんくんも「ボクもお祝いしたいピヨ!お腹もペコペコだピヨ…」と、お腹をさすりながら千歳飴をじっと見つめます。
二人の様子に気づいたひよたくんは、兄たちをなだめようと、「兄ちゃんたち、今日はピヨちゃんの七五三のお祝いピヨ。特別なお飴だから、みんなにあるわけじゃないピヨよ」と、優しく説明します。
でも、ヒヨコくんは「それでもボクもほしいピヨ!」と足をてちてち鳴らし、ぴもんくんも「飴が食べたいピヨ…」と未練たっぷり。
それを見たひよたくんが、もう一度言葉をかけます。「ピヨちゃんが七五三を迎えたのは、おめでたい日だから特別ピヨ。兄ちゃんたちも5歳になったらきっともらえるピヨよ」
ひよたくんの言葉に、ヒヨコくんとぴもんくんも少し考え込みます。
そして、ヒヨコくんが「そっか…ぼくも我慢するピヨ」とうなずき、ぴもんくんも「じゃあ、ぼくも大人になるの待つピヨ」としぶしぶ納得した様子です。
ピヨちゃんは「ありがとピヨ!」と三兄弟にお礼を言いながら、少しだけ千歳飴を見せてくれます。
ヒヨコくんとぴもんくんは飴をじーっと見つめ、「ほんとにおめでたい飴なんだピヨね…」と感心しながら、ぐっと我慢。
ピヨちゃんがそんな二人を見てにっこりし、「少しだけ舐めてみるピヨ?」と提案すると、二人は目をキラキラ輝かせます。
でも、ひよたくんが少し慌てて「でもこれはピヨちゃんのお祝いの飴ピヨ!ちょっとだけのつもりが、兄ちゃんたちなら全部食べちゃうピヨよ!」と心配そうに言います。
すると、ヒヨコくんとぴもんくんはハッとして「そうだったピヨ!今日はピヨちゃんの日だもんね!」と、よだれを拭いて二人で力強くうなずきます。
「ピヨちゃん、おめでとうピヨ!」と三兄弟が声を揃えてお祝いすると、ピヨちゃんは照れくさそうに笑いながら「ありがとピヨ!」と答えました。
その笑顔に、三兄弟もなんだか誇らしげな気持ちになり、みんなで楽しい気持ちを共有します。
最後はみんなで「次の七五三、ぼくたちも楽しみピヨ!」と声を揃え、笑い声が響きわたる微笑ましいひと時となりました。
※タイトルのイラストは、オレンジ色の着物を着て頭にピンクの花を付けたピヨちゃんです。かわいいピヨとヒヨコ三兄弟も大騒ぎ!