[ひよこものがたり]第36話 星空キャンプと流れ星ピヨ!

ひよこものがたり

ある夏の日、ヒヨコママが「今日はみんなでキャンプをしましょう」と提案しました。

「わーい!キャンプピヨ!」と大はしゃぎのヒヨコ三兄弟。

さらに嬉しいことに、この日はたまたま海外からヒヨコパパが帰国中!

「今日は家族みんなで星空を楽しむピヨ!」とヒヨコくんは張り切ります。

夕方、家族みんなでキャンプ場に到着。

ヒヨコくんは「テントを建てるのはボクに任せるピヨ!」と意気込みますが、途中で「この紐、どこにつなげるピヨ…?」と頭を抱えてしまいます。

そこへひよたくんが「お兄ちゃん、ここはこうするピヨよ」とサッと手伝い、無事にテントが完成。

このイラストにはテントをたてるヒヨコくんとひよたくんが描かれているピヨ🐤

一方、ぴもんくんは火を起こそうとして煙を上げ、「こんなの簡単ピヨ!あ、あれ、目が痛いピヨ!」と大騒ぎ。

結局ヒヨコパパが「ここは任せて」と頼もしく火を起こし、夕飯の準備が始まりました。

このイラストには、火を起こそうとしたけど、結局ヒヨコパパが火を起こしているところが描かれているピヨ

バーベキューの香ばしい匂いに、三兄弟は大喜び。

「やっぱり外で食べるご飯は最高ピヨ!」とヒヨコくん。

「このお肉、最高ピヨ…!」とぴもんくんは満足そうに頬をふくらませます。

夕食後、空には満天の星が広がっていました。

「すごいピヨ!星がいっぱいピヨ!」とヒヨコくんが感動して見上げます。

ひよたくんが星空の本を見ながら、「あれが北斗七星ピヨ、こっちは織姫星ピヨ」と解説。

「星ってこんなにたくさんあるんだピヨね…」と、ぴもんくんも珍しくフィッシュアーモンドを忘れて星空に見とれていました。

そのとき、ぴもんくんが「見たピヨ!流れ星ピヨ!」と大きな声をあげました。

「えっ、どこピヨ?」とヒヨコくんが慌てて空を見上げますが、流れ星は一瞬で消えてしまいます。

「流れ星に願いをかけるピヨ!」とぴもんくんは目を閉じ、何かを一生懸命にお願いしていました。

このイラストには、流れ星に一生懸命お祈りしているぴもんくんが描かれているピヨ🐤

「何をお願いしたピヨ?」とヒヨコくんが聞くと、ぴもんくんは照れ隠しで「フィッシュアーモンドがたくさん食べられますようにピヨ!」と笑顔で答えます。

「やっぱりそれピヨ!」と兄弟たちは呆れながらも笑顔になりました。

でもその夜、ぴもんくんはそっと目を開けて、もう一度星空を見上げました。

「本当は……家族がずっと一緒にいられますようにってお願いしたピヨ」

ぴもんくんは小さな声でつぶやき、そっと目を閉じました。

次の朝、ヒヨコパパが「また海外に行くけど、また必ず帰ってくるからね」と言うと、三兄弟は「絶対ピヨ!約束ピヨ!」と元気いっぱいに答えました。

ヒヨコママも「みんなでこうして過ごせる日がまた楽しみね」と笑顔で見守ります。

家族で過ごした星空キャンプは、三兄弟にとって特別な思い出となりました。

そしてぴもんくんの願いは、夜空のどこかでそっと輝いている星々に届けられたのでした。

おしまい。

※タイトルのイラストには、家族で星空キャンプを楽しんでいるヒヨコ家族が描かれています。テントの前で星空の観察をしていますね!

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