1日に飲む水の量はどれくらい?健康のために知っておきたいこと

美容・ヘルスケア

読者の皆さんこんにちは!
皆さんは「一日どれくらいの水を飲めばいいの?」といった疑問をもったことはありませんか?
水が足りないのも良くないし、飲みすぎるのも体に毒だと聞くし、いったいどうしたらいいんだろう?という悩みを持つ方もいると思います。
もしかしたら「気にしたこともなかった」という方もいるかもしれませんが、水は、私たちの体にとってなくてはならないもので、健康を維持するためには、適切な水分補給が大切なのです。

今回は、なぜ水が大切なのか、1日の水分摂取量や、水分不足になったときの体の変化など、水のあれこれを解説していきます。
この記事がきっかけで、皆さんの体が潤いに満ち、健やかな生活を送れるようになれば筆者もしめしめと嬉しくなるのです。

なぜ水を飲むことが大切なの?

私たちの体は、約60%が水分でできています。
水は、体内の栄養素を運んだり、老廃物を排出したり、体温を調節したりと、様々な役割を担っています。
そんな水が不足するとどんなことが起きてしまうのか?
まずは、水が体内でどのような働きをしているのか詳しく見ていきましょう。

水の役割

栄養素の運搬

血液の約90%は水で構成されており、体内に吸収された栄養素(ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンなど)を溶かし、心臓から送り出される血液に乗って全身の細胞に届けます。この過程で、細胞に必要な酸素も運搬されます。

老廃物の排出

細胞でエネルギーを作り出す過程で生じる老廃物は、血液によって腎臓に運ばれます。
腎臓では、血液中の老廃物がろ過され、水とともに尿として体外に排出されます。
この時に、血液の電解質バランスも調整されます。

体温調節

発汗: 体温が上昇すると、汗腺から汗が分泌されて、汗が蒸発する際に熱も放散されます。

血管の収縮と拡張: 気温が高いときには血管を拡張させ、体表面への血流を増やし、熱を体外に逃がします。
逆に、気温が低いときには血管を収縮させ、熱の放散を防ぎます。

関節を潤す

関節の軟骨と軟骨の間には、滑液と呼ばれる粘性の高い液体が満たされています。
この滑液の主成分は水で、関節の動きをスムーズにし、摩擦による軟骨の損傷を防ぎます。

消化を助ける

消化液の分泌: 唾液や胃液などの消化液には、水が多く含まれています。この水は、食物を溶かし、消化酵素の働きを助け、栄養素の吸収を促進します。

食物の輸送: 消化管内を食物がスムーズに移動するためには、粘膜に分泌される水分が重要です。

防衛作用

病原体への抵抗: 血液中の白血球は、体内に侵入した病原体を攻撃し、感染を防ぐ働きがあります。
この白血球の活動には、水が必要不可欠です。

液性免疫: 抗体免疫にも、水は重要な役割を果たします。
*液性免疫は、抗体という特殊なタンパク質が、体液の中で異物を攻撃する仕組みです。

その他の働き

細胞の膨圧維持: 細胞内の水分量は、細胞の形を維持し、細胞膜の機能を正常に保つ上で重要です。

衝撃吸収: 脳や脊髄などの神経組織は、脳脊髄液という水様液に満たされており、外部からの衝撃から保護されています。

体液のpH調整: 血液のpHは、緩衝作用を持つ物質によって一定に保たれています。この緩衝作用にも、水は関わっています。

いかがですか?承漿細かくて難しい内容も載せてしまいましたが、人体にとって水がどれくらい欠かせないものなのかがなんとなくわかって頂けたでしょうか?

1日の水分摂取量、どれくらい?

一般的に、健康な成人の場合、1日に必要な水分量は、体重1kgあたり約30~35mlと言われています。
つまり、体重が60kgの人であれば、約1.8~2.1リットルの水分が必要になります。

しかし、これはあくまでも目安です。
激しく運動した時や猛暑でたくさん汗をかいた時、体調を崩してしまった時などはいつもより水分を必要としますよね。

水分不足になるとどうなる?

水分が不足すると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 喉の渇き
  • 疲労感
  • 頭痛
  • 集中力の低下
  • 便秘
  • 皮膚の乾燥
  • めまい
  • 体温調節機能の低下
  • 重度の場合は、脱水症状を起こし、命に関わることもあります。

水分不足になりやすい人

  • 高齢者: 年齢とともに体の水分量が減り、のどの渇きを感じにくくなるため、水分不足になりやすいです。
  • 子ども: 体重あたりの水分量が多く、代謝が活発なため、大人よりも多くの水分が必要です。
  • 運動をしている人: 汗をかいて水分を失いやすいため、こまめな水分補給が大切です。
  • 病気の人: 発熱や下痢など、病気によって水分が失われやすい場合があります。

水分を効率よく摂るには?

水分を効率よく摂るためには、以下の点に注意しましょう。

  • こまめに飲む: 一度に大量に飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むようにしましょう。
  • 食事中にも飲む: 食事中にも水を飲むことで、消化を助けることができます。
  • 運動前後はしっかり飲む: 運動の前後には、汗で失われた水分を補給しましょう。

水分補給と美容の関係

水分は、肌や髪の潤いを保つために欠かせません。
水分不足になると、肌が乾燥し、シワやたるみの原因になることがあります。
また、髪もパサつきやすくなり、切れ毛や枝毛の原因にもなります。

水分補給の注意点

■飲みすぎに注意!
水を飲みすぎると、水中毒になる可能性もあります。
水中毒は、短時間で大量の水を飲むことで、体内のナトリウム濃度が薄まり、様々な症状を引き起こす状態です。
症状は、軽度から十度までさまざまで、意識混濁、昏睡などを引き起こします。
明確な量は個人差がありますが、短時間で数リットル以上の水を飲むとリスクが高まります。

■水以外の飲み物
コーヒーやアルコールなどの利尿作用のある飲み物は、水分補給には適していません。
また、ジュースなどの糖質が多量に含まれているものは控えるようにしましょう。

まとめ

水は、私たちの体にとってなくてはならないものです。
適切な水分補給をすることで、健康維持だけでなく、美容にも良い影響を与えます。
「水を摂取する時は、こまめに!」
健康で充実した毎日を送りましょう。
それでは今日はここまで!

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