バッテラを好きと申すか?好きだというのであれば、その実…分かっておるのか?

あれこれ

突然ですが、私はバッテラが好きです。

お酢できゅっと締まった鯖の身も、サバから染み出すオメガ3脂肪酸の甘味も、甘酸っぱくて旨味がある昆布も、程よく硬く押し詰められたしゃりも、文字通り満員電車みたいにすし詰めになって食べられるのを待っているけなげな姿もみんな好きなんです。

ああ、食べたい!今すぐEat me!

あー、だめだこれじゃ私が鯖に食べられちゃいます!

そんなバッテラへの愛を叫ぶ筆者ですが、先日「バッテラってどんな意味なの?」、「そもそも鯖寿司とは何が違うの?」と聞かれた時に、スパッと答えることができませんでした。

バッテラへの愛を叫んでいるのにもかかわらず、バッテラと鯖寿司の違いも分かっていないなんて、こんな無様な姿バッテラに見せられません!痛恨の極みです!

ということで、今回はバッテラについていろいろ調べてきたことを紹介します。

完全な自己満足ブログですが、よかったらお付き合いください。

バッテラについて

バッテラとは

バッテラは、酢飯の上に薄く削いだ酢締めの鯖と、甘酢で煮た白板(しらいた)昆布を重ねて木枠で押して作る押し寿司であり、関西地方、特に大阪ではなじみの深い料理のひとつのようです。

白板昆布」とは、おぼろ昆布を作る際に昆布を薄く削った後に残った芯の部分を指すようです。

この白板昆布を乗せることで、鯖の身に旨味を浸透させる事ができ、鯖の身が乾燥する事を防ぎ、バッテラを美味しく仕上げ、保つ事ができるようです!
白板昆布…欠かすことができませんね。

バッテラの由来

バッテラは、南船場にあった「寿司常」という店が明治24年に考案し、当初は大阪湾でよく獲れたコノシロを使用していたようです。

その後、コノシロの漁獲量が減り高価になったため、より安価で安定的に供給される鯖へと変化していきました。

バッテラの語源

バッテラの語源はポルトガル語の「バッテーラ」であり、寿司に使っていたコノシロが小舟に見えることからこの名前が付けられたようです。

バッテラと鯖寿司の違い

さて、いよいよバッテラと鯖寿司の違いをみていきましょう。

まず外見からですが、バッテラは四角い形で型に押し込まれているのが特徴です。一方、鯖寿司は巻きすという道具を使って作る際に丸くなるようです。

バッテラはカクカク尖っていて、鯖寿司は丸くて可愛らしい形をしています。見た目の違いからも、独自性が感じられますね。

次に、使用する昆布についてですが、バッテラも鯖寿司も基本的には白板昆布を使用しますが、鯖寿司では時折、厚めの昆布が使われることがあります。

この違いは、食感や風味にも影響を与えるようです。

そして魚の量についてです。
バッテラは薄く削いだ鯖を使用しますが、鯖寿司は鯖の半身を丸ごと使うようです。

この違いにより、鯖寿司はより贅沢な食べごたえを味わうことができます。

まとめると、鯖寿司は高級感があり、食べ応えもありますが、バッテラは手軽に楽しめ、経済的で家計にも優しいです。

どちらも魅力的な料理なので、好みや状況に応じて選んでみてください。

おわりに

筆者のバッテラ発作から始まった本記事ですが、皆さんもバッテラについての知識が増えて「バッテラ(鯖寿司)食べたいな。」と食欲を刺激されているのではないでしょうか?

大丈夫ですよ!皆さんも私と一緒にお勉強しているので、胸を張ってバッテラを食べることができますよ!もちろん鯖寿司も!

それではそろそろお腹がすいたので失礼したいと思います。

本日は、お付き合いいただきありがとうございました。

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