デンタルフロスって何！？歯の裏社会を守る最強の掃除屋！

口内ケアは歯や歯茎に留まらず体全体の健康に密接に関連しており、その中でもデンタルフロスは歯周病や虫歯の予防において重要な役割を果たします。

この記事では、デンタルフロスの重要性について掘り下げ、なぜデンタルフロスが日常の口腔ケアにおいて欠かせないのかを解説していきます。

併せて読みたい歯と口の健康の強い味方「音波歯ブラシ」のメリット！

デンタルフロスとは

デンタルフロスは、歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れや歯垢を清掃するのに役立つ糸状の道具です。

デンタルフロスを使うと、歯ブラシをかけた後でも、意外と歯間の汚れが残っていることを実感できます。

聞くところによると、歯磨をした後でも、全体の約40パーセントの汚れが取り切れていないという話もあるようです。

デンタルフロスのメリット

歯周病の予防:

歯周病は歯垢や食べかすによる歯茎の炎症から進行する歯茎の病気です。

進行すると歯を支える歯槽骨が影響を受け、最終的に歯を失う可能性があるため、予防が重要となります。

デンタルフロスを使用することで、この歯周病を予防することができます。

虫歯の予防

虫歯は歯垢が酸を生成し、歯の表面のエナメル質を溶かすことで起こります。

歯垢は歯と歯の間にも溜まりやすく、虫歯の原因となります。

デンタルフロスを使用することで、この虫歯を予防することができます。

口臭予防

口臭は口の中の細菌が原因で発生します。

歯磨で取り切れなかった食べかすなどは細菌の格好の餌となり、口臭の原因となります。

デンタルフロスは食べかすや歯垢を除去することで口臭を予防することができます。

　全身の健康

近年、歯周病や虫歯が全身の健康に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

歯周病や虫歯は、糖尿病や心臓病などのリスクを高めることがわかっています。

デンタルフロスをはじめとした口内ケアにより、全身の健康も守ることができます。

歯槽膿漏について

歯槽膿漏は、歯周病（歯肉炎、歯周炎）の進行した状態の一つであり、歯周組織の炎症が深刻化してしまった状態を指します。

通常、歯周病は歯垢と歯石の蓄積によって引き起こされ、それによって歯ぐきが炎症を起こします。

この炎症が進行すると、歯ぐきと歯の間の隙間が深くなり、さらに歯槽骨（歯を支える骨）への炎症や破壊が進行します。

歯槽膿漏では、歯周組織が深部まで破壊され、膿がたまる状態になります。

膿は感染を示す兆候で、痛みや腫れ、口臭などの症状が伴います。

一度こうなってしまうと、専門医による治療が必要になってきますので、予防はもちろん、早期発見・早期治療出来るように専門医による定期的な診察を受けるよう心掛けてください。

デンタルフロスの種類（糸の種類）

1. ワックスタイプ

通常の糸に、医療用のワックス（ミツロウ）のコーティング加工を施したものです。

滑りが良く、簡単に歯間に入るというのがメリットです

2. アンワックスタイプ

ワックスがついていないので、汚れや歯垢を効率的に除去できるのがメリットです。

ただ、ワックスタイプよりも摩擦が強く、歯間に入りにくいというデメリットもあります。

3.エクスバンドタイプ

糸がワックスタイプやアンワックスタイプよりも太いので、上記２タイプよりも効果的に汚れや支溝を除去します。

しかし、糸が太いため、歯間が狭い人にはお勧めできません。

デンタルフロスの形状と使い方

デンタルフロスが良いのは分かったけど、いざ調べるといろんな形状だったりざいしつだったりの商品が出てきて困る。という声が聞こえてきたので、それぞれの特徴と具体的な商品の紹介をしていきます。

1. 糸巻きタイプ

必要な長さを自分で切り取り、自身の指に巻き付けて操作するタイプのフロスです。

引き出す意図の長さの目安は、指先から肘までの長さが良いとされています。

使用方法は以下の通り。