「玄米」と「白米」、あなたはどちらを選びますか?
健康意識が高まり、日々の食事に気を付けている人も増えてきた昨今、玄米を選ぶ人が増えています。
筆者も白米から玄米に切り替えて3年が経ちました。
炊き立ての白米は何とも言えないくらい美味しくて、日本人に生まれた喜びを感じられますが、それをあきらめても玄米を選ぶ理由があるということなんです。
今回は、「何故おいしい白米よりも玄米を選ぶのか?」という疑問について解説していきます。
この記事を読んだあなたの食卓に玄米が並ぶ未来を創造すると、筆者もしめしめとうれしくなるのです。
玄米とは
玄米は、稲の粒からもみ殻だけを取り除いたお米のことです。
白米と比べて、ぬかや胚芽と呼ばれる部分も残っているため、栄養が豊富なのが特徴です。
反面、独特の風味や食感が残るので、私の主観でいうと味は白米の方がおいしいです。
玄米を選ぶべき5つの理由
そこまでおいしい白米を控えてまで「何故玄米なのか?」いかにその疑問に対する答えを書いていきましょう。
メリット1 豊富な食物繊維が腸内環境を整える
玄米には、白米の約6倍もの食物繊維が含まれています。
食物繊維は、腸の運動の促進や、腸内環境を整え、便秘解消や腸内細菌のバランスを良くする効果が期待できます。
また、消化に時間を要するため血糖値の上昇を緩やかにしてくれるので、ダイエットにもおすすめです。
メリット2 ビタミン・ミネラルが豊富で栄養満点
玄米には、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラルなどが豊富に含まれています。
これらの栄養素は、エネルギー代謝を活発にし、肌の健康維持や免疫力向上にも役立ちます。
メリット3 血糖値の上昇を緩やかにすることはメリットがいっぱい
玄米は、白米に比べて血糖値の上昇が緩やかです。
そのため、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病予防に役立ちます。
また、血糖値の急上昇を防ぐことで、集中力の低下や眠気を防ぐ効果も期待できます。
毎日食べるであろうお米だからこそ、気を付けたいポイントですよね。
メリット4 よく噛んで食べる習慣がつく
玄米は白米に比べてプチプチとした食感があり硬いため、よく噛んで食べる必要があります。
よく噛むことは、消化を助け、満腹感を得やすくなるだけでなく、脳への刺激となり、認知機能の低下予防にも繋がると言われています。
メリット5 抗酸化作用があり、老化防止に役立つ
玄米には、フィチン酸(イノシトール6リン酸)やポリフェノールの一種であるガンマ-オリザノールという抗酸化作用を持つ成分が含まれています。
抗酸化作用は、体内の酸化を防ぎ、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素から体を守ります。
玄米の炊き方
玄米を美味しく炊くには、ちょっとしたコツがあります。
炊飯器で炊く場合
■浸水時間
玄米はしっかり浸水させることが美味しく炊く秘訣です。
一般的には、4~8時間程度が目安ですが、品種や好みに合わせて調整してみてください。
■水加減
炊飯器の玄米モードがあれば、それに従うのが一番簡単です。
ない場合は、白米モードより少し多めの水を加えます。
玄米の量に対して、1.5倍の水が一般的な目安です。
■炊き方
炊飯器の玄米モードで炊くか、白米モードで時間を少し長く設定して炊きます。
土鍋で炊く場合
■浸水時間
炊飯器と同様、4~8時間程度浸水させます。
水加減
玄米の量に対して、1.5倍の水が目安です。土鍋は炊飯器よりも水分の蒸発が早いので、少し多めに加えても大丈夫です。
■炊き方
浸水させた玄米と水を土鍋に入れ、強火で沸騰させます。
沸騰したら弱火にし、蓋をしてじっくり炊きます。
炊き上がりは、炊飯器よりもふっくらと仕上がるのが特徴です。
*土鍋で玄米を炊く際の時間は、浸水時間と炊飯時間、蒸らし時間などを意識してみましょう。
・浸水時間: 4~8時間
・炊飯時間: 沸騰させる時間、弱火で炊く時間、蒸らす時間など、具体的な時間はレシピによって異なります。一般的には、弱火で25~30分炊くことが多いです。
・蒸らし時間: 10分程度
土鍋で実際に美味しく炊くコツは、自分に合ったレシピを見つける事、実際に炊いてみて好みの味を追求することにあると思います。
あなたも思考錯誤してマイフェイバリット玄米、見つけてみませんか?
まとめとおわりに
玄米には、白米にはない多くのメリットが詰まっています。
食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富なため、腸内環境の改善やエネルギー代謝の向上、さらには抗酸化作用による老化防止など、健康面での多大な効果が期待できます。
さらに、血糖値の上昇を緩やかにし、生活習慣病予防にも役立つため、健康を意識する方には特におすすめの食材です。
また、玄米を食べるときはよく噛むことが必要なので、満腹感が得られやすく、食事の質も上がります。
食事を丁寧に味わうことで、食に対する意識も変わり、心身ともに健やかに過ごせるでしょう。
玄米は白米に比べて炊き方が少し難しいと感じるかもしれませんが、炊飯器や土鍋のコツをつかめば、毎日の食事に無理なく取り入れることができます。
何度か挑戦するうちに、自分好みの炊き加減や味わいが見つかるはずです。
ぜひ、玄米ライフを楽しんでみてください。
「今日から食卓に玄米を取り入れてみようかな」と思っていただけたなら、筆者も大変しめしめとうれしくなるのです。
健康な体作りは、日々の小さな選択から始まります。
玄米を選ぶことで、あなたの食生活と健康がより良い方向へと向かうことを願っています。
それでは今日はここまで!
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