読者の皆さんこんにちは。
今回のテーマは「血糖値スパイク」という体内で起こる現象に設定したのですが、この血糖値スパイクという言葉、聞いたことがあるでしょうか?
当ブログの読者さんは健康意識が高い方が多いと思いますので、「知ってるよ」という答えが返ってきそうですが、一般的にはまだまだ認知されていないのかな?なんて思っています。
今回は、この血糖値スパイクについて解説していきますので、今後の生活に活かしていただけたらと思います。
病気の予防やアンチエイジングに通ずる話なので、しっかり読んでいっていただけたら、筆者もしめしめと嬉しくなるのです。
血糖値スパイクとは?
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急激に下がる状態を指します。
この現象は、主に糖質の多い食品を摂取した際に起こりやすく、血液中の糖(ブドウ糖)の濃度が短時間で大きく変動することが特徴です。
通常は、食事をすると血糖値は緩やかに上昇し、膵臓から分泌されるインスリンによって適切なレベルに調整されます。
しかし、血糖値スパイクでは、急激な血糖値の上昇にインスリンの分泌が追いつかず、その後インスリンが過剰に作用して血糖値が急激に下がります。
健康な人でも起こり得ますが、頻繁に起きると健康リスクが高まる可能性があります。
血糖値スパイクが起こる原因の具体例
血糖値スパイクは、特に空腹の状態で一気に高糖質な食品(菓子パン、ジュースなど)を摂取した場合や、間食で砂糖たっぷりのスイーツを取ると起こりやすくなります。
また、寝不足やストレスも血糖値スパイクの引き金となります。
血糖値スパイクがもたらす悪影響
糖尿病になるリスクが高くなる
血糖値が急に上がる「血糖値スパイク」が何度も起こると、インスリンが効きにくくなり、2型糖尿病になるリスクが高まります。
血管の健康が損なわれる
血糖値の急上昇は、血管に炎症を引き起こして動脈硬化を進めることがあります。動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気につながる可能性があります。
動脈硬化の原因となる血管の炎症は、血糖値スパイクによって血液中に発生する活性酸素が関係しています。この活性酸素が血管の壁を傷つけ、炎症を引き起こします。
疲れやすく、集中力が落ちる
血糖値が急に下がると低血糖状態に陥り、疲労感や集中力の低下、さらにはイライラしやすくなることがあります。
老化が進む
血糖値が急激に上がると、AGEs(終末糖化産物)という物質が多く作られます。この物質は、細胞や組織を傷つけ、老化を早める原因になります。
AGEsは、コラーゲンなどのタンパク質と糖が結びつくことで作られ、肌のたるみやシワだけでなく、心臓や腎臓といった内臓機能の低下を加速させる原因になります。
血糖値スパイクの予防方法
食事の工夫
■低GI食品を選ぶ: 白米やパンなどの高GI食品の代わりに、玄米や全粒粉パンを摂取する。
■食物繊維を多く摂る: 野菜や海藻、豆類を積極的に取り入れる。
■バランスの良い食事を心がける: タンパク質や脂質を適度に摂取し、血糖値の上昇を緩やかにする。
順番を工夫する
■食事の際は、まず野菜やスープを食べてから主食を摂ると、血糖値の上昇を抑えられます。
適度な運動
■食後の軽いウォーキングなどの運動は、血糖値の急激な上昇を防ぎます。
食事の時間を規則的に
■長時間の空腹を避け、規則的な時間に食事を摂ることが大切です。
■ファスティングをしている人は、最初に食べるものは低GI食品を選び、血糖値の急上昇を避けましょう。
実践例
忙しい朝やファスティング明けにおすすめなのは、バナナや無糖ヨーグルト、ナッツ類を組み合わせた朝食です。低GI食品を選ぶことで血糖値スパイクを防ぎつつ、エネルギーをしっかり補給できます。
外食時は、野菜が豊富に使われたメニューを選ぶと良いでしょう。
代表的な低GI食品例
■炭水化物
全粒穀物: 全粒粉パン、オートミール、キヌア、玄米
■野菜
ほうれん草、ケール、レタス、ブロッコリー、カリフラワー、ナス、ズッキーニ、トマト、パプリカ
■果物
りんご、ベリー類、オレンジ、梨、グレープフルーツ
■タンパク質(豆・種子類)
レンズ豆、ひよこ豆、黒豆
アーモンド、くるみ、チアシード、フラックスシード
■乳製品
ヨーグルト(無糖)、低脂肪ミルク、豆乳(無糖)
■その他
ダークチョコレート(カカオ70%以上)
筆者のおすすめはナッツ
健康的な毎日のために、ナッツを取り入れてみませんか?
ナッツは低GI食品で、血糖値スパイクを防ぎ、エネルギー補給やアンチエイジングにも効果的です。
スナック感覚で簡単に摂れるので、忙しい方にもぴったりです!
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まとめ
いかがでしょうか?身近に潜む血糖値スパイクの悪影響についてご覧いただきましたが、生活の中でのちょっとした工夫で簡単に防げそうでもありましたね!
健康のため、生産性のため、アンチエイジングのために、今からでもできることを始めてみませんか?
たとえば、夕食で野菜を最初に食べる、食後に10分散歩する、といった小さな習慣が大きな変化をもたらしてくれます。
ぜひ、健康的な生活のために一緒に頑張りましょう!
それでは今日はここまで!
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